空気
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生命科学は伸び盛りである。まぁマンネリ化していたかと思われていた半導体業界が超容量フラッシュSSDだとかイロイロあるけど、生命科学は研究の余地があまりあるほどだ。
顕著なのが微生物の世界で、ゲノムシークエンスの急激に発展した現代において非常に進歩することが期待されている。培養も無しでいけるんだからな。大体この世に存在する微生物のほとんどは実験室で培養不可能なのだ。大腸菌とか黄色ブドウ球菌とかピロリ菌とかそういうのは割と簡単に培養できるんだけど、嫌気性やら圧力やら温度やらと妙な環境でしか生きられないマニアックな菌ばかりなんだなこの地球は。
まぁ分子生物学や遺伝工学に関して大腸菌はモデル生物として扱われている分、非常に進んでいるんだな。だからインシュリンとか抗体医薬品とかを合成するときは大腸菌が主に使われるわけだ。歴史が長いのよ。
反対に歴史が短くて研究もあんまりされてなくて不味いのが、ウイルス。ウイルスは小さいから顕微鏡じゃ見えないし増殖の仕組みがはじめわかんなかったことから研究が遅れている。普通にネットでググってるだけでも「この先は実証されておらず解釈がわかれる」などの要するにわかりません宣言されてしまうものなのだ。
ここまでは主に微生物の話だけど、最近熱いのはやはりiPS細胞を使った再生医療だ。iPS細胞のことは以前にも書いてるけど、とにかくこいつは人の体を構成するパーツならなんでも作れるスグレモノなのだ。
iPSで出来ることというのはあまりにも幅広過ぎる。攻殻機動隊笑い男の話よろしく、「経済的に不味い部分が出てくるほどに便利すぎる」ものなのである。
例えば、人工透析というのがある。腎臓がいかれちまった人達のために人工腎臓(要するにただの膜)を使って体の老廃物と不要な水分、つまりは尿を出してやるやつだ。腎臓は尿を作る器官だから、これが無くなるとほんとに困るんだわ。
んで、人工透析ってのは週3とかで人工透析クリニックとかいう人工透析だけで経営してる医院にいってやってもらったりする。そして、iPS細胞を応用した再生医療により本物の腎臓がバリバリ作られてドシドシ移植してやることで、この人工透析クリニックは全て潰れる。再生医療はもちろん保険が利くだろうから、これはまじで終わる。
あとはまぁ血液を造ったりして献血が無くなるとか(まぁ成分献血は残るかもわからん)、ほんとに面白くなりそうだわ。
んで、やっぱ重要なのが特許ってやつで、この技術が誰か一個人だとか一企業だとかに全て掻っ攫われる可能性も、実は無くはないんだな。全世界でとんでもない産業が出来るかもしれんし、なんでこう生命機能学部の人間でさえ興味を持つ人が少ないのだろうか。不思議である。日本はYAMANAKA Factor見つけた結構ミソになるところにたってるから、もっと生命科学を!もっと再生医療を!というようにプロパガンダすべきだと思うわけなのですよ。
実際のところ実現までにはけっこうな時間がかかりそうなのが微妙にネックだねぇ
顕著なのが微生物の世界で、ゲノムシークエンスの急激に発展した現代において非常に進歩することが期待されている。培養も無しでいけるんだからな。大体この世に存在する微生物のほとんどは実験室で培養不可能なのだ。大腸菌とか黄色ブドウ球菌とかピロリ菌とかそういうのは割と簡単に培養できるんだけど、嫌気性やら圧力やら温度やらと妙な環境でしか生きられないマニアックな菌ばかりなんだなこの地球は。
まぁ分子生物学や遺伝工学に関して大腸菌はモデル生物として扱われている分、非常に進んでいるんだな。だからインシュリンとか抗体医薬品とかを合成するときは大腸菌が主に使われるわけだ。歴史が長いのよ。
反対に歴史が短くて研究もあんまりされてなくて不味いのが、ウイルス。ウイルスは小さいから顕微鏡じゃ見えないし増殖の仕組みがはじめわかんなかったことから研究が遅れている。普通にネットでググってるだけでも「この先は実証されておらず解釈がわかれる」などの要するにわかりません宣言されてしまうものなのだ。
ここまでは主に微生物の話だけど、最近熱いのはやはりiPS細胞を使った再生医療だ。iPS細胞のことは以前にも書いてるけど、とにかくこいつは人の体を構成するパーツならなんでも作れるスグレモノなのだ。
iPSで出来ることというのはあまりにも幅広過ぎる。攻殻機動隊笑い男の話よろしく、「経済的に不味い部分が出てくるほどに便利すぎる」ものなのである。
例えば、人工透析というのがある。腎臓がいかれちまった人達のために人工腎臓(要するにただの膜)を使って体の老廃物と不要な水分、つまりは尿を出してやるやつだ。腎臓は尿を作る器官だから、これが無くなるとほんとに困るんだわ。
んで、人工透析ってのは週3とかで人工透析クリニックとかいう人工透析だけで経営してる医院にいってやってもらったりする。そして、iPS細胞を応用した再生医療により本物の腎臓がバリバリ作られてドシドシ移植してやることで、この人工透析クリニックは全て潰れる。再生医療はもちろん保険が利くだろうから、これはまじで終わる。
あとはまぁ血液を造ったりして献血が無くなるとか(まぁ成分献血は残るかもわからん)、ほんとに面白くなりそうだわ。
んで、やっぱ重要なのが特許ってやつで、この技術が誰か一個人だとか一企業だとかに全て掻っ攫われる可能性も、実は無くはないんだな。全世界でとんでもない産業が出来るかもしれんし、なんでこう生命機能学部の人間でさえ興味を持つ人が少ないのだろうか。不思議である。日本はYAMANAKA Factor見つけた結構ミソになるところにたってるから、もっと生命科学を!もっと再生医療を!というようにプロパガンダすべきだと思うわけなのですよ。
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