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空気
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なんだか俺の下らん日記ばかりでこのブログの意味というか尊厳というかそういうものがどんどん希薄になっていっているような気がするのでたまにはまじめなものを書いてみる。


風邪!もう大変だよね。熱出て頭痛くなったり吐き気がしたり猛烈にだるくなったり死にそうになるよね。

無論ですが風邪とは一つの病気を指す単語ではなくて、かなり多くの種類のウイルスや細菌の中の数種類に感染することで複合的に色んな症状が出てあわわーとなる病気です。

ま、要するに色んなウイルスが問題になるわけだから予防接種なんかはやってらんないわけです。

ただし風邪の中でも特に症状がキツく出るインフルエンザA・Bは死人がぽんぽん出るほどのもんだったので、予防接種で特に注意されてるわけです。Cはよほどのガキじゃない限り問題にならないんじゃなかったかな。

まぁインフルエンザに関してはタミフルっちゅうどえらい薬があるわけで、この薬もウイルスを殺すわけではないんだけどインフルエンザウイルスの増殖を確実に食い止めることが出来、本当に「症状を抑える」ことしか出来ない風邪をひくよりは、インフルエンザにかかるほうが治りが早かったりします。

あ、ちなみに風邪で医者に行くとほぼ必ず処方箋で抗生物質を貰うと思いますが、抗生物質は細菌を殺すためのものなのでウイルスを原因とする風邪の主な症状はソレでは治りません。まぁこれはけっこう有名なのかな。

でも偏頭炎なんかは常在菌っていう口の中にいつもいる細菌が体が弱ったりして免疫力が低下したときに、喉の粘膜から感染しちゃって炎症起こしちゃう、っていうパターンなので案外抗生物質もナメたもんでもないです。常在菌ってのは基本的には無害で、むしろ自分たちの縄張りである「人の口の中」を守るために外から入ってきた変な微生物を〆てくれたりしてけっこうエライ奴等なんだよ。

たまにテレビとかで「口の中には微生物でイッパイ~」とか「皮膚の表面にも~」とかなんとか頭の悪いこと言ってたりするけど、そいつらがいるおかげでわしらも安全な生活を送れるわけです。

ちなみに微生物の増殖の方法をおさらいすると、細菌なんかは細胞分裂でフツーに増えるんだけど、ウイルスは生物の細胞のタンパク質合成システムを乗っ取って増えます。

人類の科学的に持ちうる薬物でウイルスを殺す技術はまだ完成されてはいないのですが、実際人間の体内の免疫システムで十分に強力なものが装備されているので問題ではないのです。

言うまでも無いですが抗体ですね。抗体はウイルスが入ってきてそれを分析して作られるいわば「特注品」なので準備には少し時間がかかるのですが、選択的に対象のウイルスの表面に化学的に結合し不活性化させるので猛烈に効くわけです。エイズなんかはこういう機能がまったく無くなってしまうから本当にコワイ病気、なんですね。


んで、ちなみにジジイ&ババアなんかは結構風邪とかでも肺炎になったりして簡単に死ぬパターンが多いです。が、別にジジイババアは生きていてもしょうがないので、むしろ風邪くらいで死ぬようなヤワい個体はいらねえってことなんでしょう。いわゆる自然淘汰です。


ウイルスってのは以前書いた通り、進化がやたら迅速に進むので、ワラワラいるウイルスに所構わず薬を使うのもその中の1つでも偶然にソレに対して抵抗を持った奴が発生したらそれがぶわーって広がってとんでもねーことになります。タミフルも実際10年たったら効かなくなったとか、アリエル話です。




あーじゃー最後にssnオススメの風邪の対処法をまとめてみようかな!

個人的に使ってきた中で消炎鎮痛解熱ではロキソニンが最強です。割と強い薬でバファリン10錠一気飲みしたような効き目です。まぁ処方箋いる薬なんだけど、大抵の人は貰ったことあるんじゃないかな。ただバファリン同様胃にあまり良くないので気持ち悪くてもなんかメシ喰ってから服用しようね。

処方箋はこいつ以外これといったものは覚えてないんだけど、実際の効き目は市販薬とは雲泥の差なので「あ、ヤバイ」と思ったら医者のところに行った方がいいです。抗生物質は市販で売られて無いし…。



市販の総合感冒薬はやっぱり俺はルルかな。いやいつも家にあるから使ってるんだけどね…。この手の総合感冒薬はホントに色んなのが入ってて、抗ヒスタミン剤(眠くなる成分)と興奮剤(眠気を抑える成分。エフェドリンやカフェイン)をマゼマゼしてたりしてて、効果的に組み合わされてるというよりなんだか思いつきで混ぜた感は否めない薬。基本的に総合感冒薬は軽い風邪に使う薬です。

あと上にも書いたけど、バファリンは意外にオススメです。アスピリンは数千年以上使われてきてる万能薬で、効き目は処方箋薬に一歩譲りますが、用法容量(飯の後に1~2錠)のルールを守ればこれほど便利な薬は無いです。常備薬として置いてる家も多いんじゃないかな。いざってときに使える薬。旅行の時とかに持って行くのもグーです。

サリチル酸系(アスピリンや湿布薬など)の薬の元はかなり古くモルヒネと並ぶほどです。柳の木の枝をとってきて酒につけることで薬酒が出来るとかなんとか、そういう風に使われてたらしい。

ちなみに最近の医者も「薬と、その副作用を抑える薬と、その副作用を抑える薬、ね?」という感じで軽くわけがわかりませんが、診療代稼ぎにやっきになるヤブも多いんで気を付けて下さい。

あと風邪の時は水、できればスポドリみたいな水分と諸々のイオン化合物を同時に摂取できるものを飲みまくって下さい。水は体内で起こる全ての化学反応の触媒となる物質です。この辺はとても大事ね。




長くなったけどオシマイ
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