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遺伝子改良技術の発展に伴って生じた新たな思想「新優生学」。
優生学というと人種政策、絶滅政策、民族衛生というようなドス黒い意味合いを持っています。ナチスはその理論に基づき「民族的に不衛生であるユダヤを根絶しよう」というような政策を行いました。
ぶっちゃけアレキサンダー大王が世界中を征服して文化という文化がごっちゃごちゃになった時代なんかは「世界は老いた」なんて言われていたわけで、つまるところ他民族、他人種、他文化と必要以上に交わることは「良くないこと」と思われていました。
もちろん現代でもそうです。有色人種差別、他文化差別(中国→日本、韓国→日本、あと日本→特ア)など、具体例を上げればキリがありません。俺は韓国とか中国の政策は合理的じゃないとは思うけど、だからといって韓国人中国人をさげすむべきではないと思うね。彼らは被害者なんだろう。ちょっとこの考え方はアメリカ過ぎるかもしれんけど…。
話がそれがけど、優生学というのはそういう人間的な下地があってこそ、存在した恐るべき思想なのです。
当時の優生学の最大の問題点としては、政治や軍隊を持って強制的にそれを執行するということにあります。
実は特定の劣等種の存在をでっちあげることによって、自分達は優れた種であると勘違いさせるテクニックだったんだけどね。うまいもんだよ。
優生学も大量虐殺だけって話ではないのですが、とりあえずナチスなどはそれを根拠にユダヤを殺しまくりました。あとあんまり言われないけどジプシーも。南京がどうのこうのなぞ屁でもない数を虐殺しました。虐殺に次ぐ虐殺です。素晴しい。1000人くらいわけてもらって実験に使いたかったよ。メンゲレ博士が羨ましい。
ま、そういうわけで優生学ってのは歴史的に見るとかなりえげつない印象を隠せないドス黒い学問だったわけです。遺伝子に関する無知や傲慢はあったでしょうが、とにかく、ヤバイんだよ。あれが本当に信じられたんだからな。
そして1990年ごろから進められたヒトゲノム計画にクローン羊にと技術が進んだ結果、上記のような旧優生学とは全く異質の「新優生学」という思想が現れるに至ったわけです。
とりあえずこれで新優生学に至るまでを簡単に書けたと思うので、次はその具体的内容について書こうと思います。以上。クワマンの子供が欲しいからクワマンの精子が欲しいんだけどくれんかな。