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空気
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さて今回は理科みたいです。

ライブの日にうちのバンドのドラマーから「完全な防音室ってつくれる?」と質問された。うんちょっと面白いテーマじゃないかな、と思ったから少し考えてみた。

楽器の音はまず空気を伝わるから音を防ぐにはまず密閉すればよい。この効果はかなり大きいはず。

しかし密閉しただけでは容器が共振するし、またはスピーカーやドラムなどが容器に直接触れている場合容器そのものに直接振動が伝わるから、どちらにしても容器そのものが振動してしまい音が漏れる。

そこで容器の質量を増やすことで容器の固有振動数を下げ、極力共振が起きないようにする。そしてスピーカーやドラムは直接容器に触れないようにインシュレーターなどを挟んで設置する。まぁ共振現象で音が特に漏れやすい人間や設備を出入りさせるドアを、強力に固定できるようなノブと蝶番を使用し、完全に密閉できるようにゴムなどをドアと壁の間に挟まるようにする。ノブを使用しない場合蝶番部にバネを使ったり磁石などを有効に使えばドアを強力に固定できるかもしれない。ペンタとかそんなんっぽいよね。あれは今でもよくわからないんだけど。

音を防ぐという観点から少しずれるが、容器内部の音を小さくしても防音は達成される。容器の内壁に小さい穴を開けたボードを貼り付けたり、グラスウール・ロックウールなどを使用して内部の反響を減らす。これはどちらかというと演奏者のために施される作業なんだけど…。ただこの加工は容器の共振を大幅に減らすことも可能なためかなり有効。壁に穴あきボード+ウール、床には片面にゴムが



と、まぁやたら長いけどここまでが普通の防音室の発想。ここからがデカルト流。

まず2重の箱を作って、外の箱と内の箱の間を真空にして、内の箱を強力なバネなどを使用してお互いが触れないようにする。真空中は音を伝えるものが無いため、この防音効果は限りなく大きいはず。ただ内の箱を固定するためのバネなどで振動は多少伝わるため完全とはいえない。とここで思いついたのが、リニアモーターカーの原理。えーと両端が接続された巨大な輪となるコイルを液体窒素で冷却し、そこに電気を通すことで強力な電磁石をつくる。それを使って磁力によって内の箱を浮かせる。これなら振動は完全に防げる。ただやはり磁力を伝って振動は伝わるが、バネやゴムやジェルなどを使用するより大幅な振動のカットが可能である。

あともっと簡単なのは、密閉した容器を宇宙空間の軌道衛星上に設置すること。外の箱を用意する必要が無いし、無重力だから箱を浮かせる必要もない。しかし宇宙空間も完全な真空ではないため音が伝わる可能性が完全に無いわけではない。……




ごめんやっぱこのテーマ無理だわ
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