なぜ核はヤバイのか

今更だけど、核はヤバイ。凄いヤバイ。とてつもなくヤバイ。


核の凄いヤバイ点は大きく分けて２つ。一つは質量がエネルギーとして開放されることで莫大なエネルギーが生じること。もう一つは放射性物質がばら撒かれる事。どう考えてもヤバイ。「戦略兵器」などという常識的にはあり得ない概念もこの兵器があるからこそ生じたものだ。

以前も書いたけど、核分裂にしても核融合にしても原子核が崩壊し、その際質量がほんの僅かに減少する。1個の原子核が分裂・4つの原子が融合することで、中性子の質量の1000分の1ほどが減る。この質量がエネルギーに変換されるわけですが、E=mc^2の式のとおり、質量に光の速度の2乗をかけたものがエネルギーになるので、相当大きなものになるわけです。

そのエネルギーが熱エネルギーなり運動エネルギーとして発現する、それが核兵器なわけです。

んで、その化学的エネルギーから変換できるものとは比べ物にならない大きさの運動エネルギー・熱エネルギーを生み出し、そいつに放射性物質が乗っかってばら撒かれる。

ヤバイ。

放射性物質ってのは要するに放射能のことなんだけど、爆発する瞬間に中性子が死ぬほどばら撒かれるだけでなく、放射能がばら撒かれる。

ヤバイ。


あああああ


やばい

放射性物質だとかよくわからないって人は、えーと、要するに人間の体が原子レベルで破壊される、っていうことです。遺伝子なんかは1つずれただけでえらい騒ぎになってしまうので、かなり危険なのです。