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空気
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ドラッグってのは体の中に入り込むことで脳のある機能を押さえ込んだり強引に引き出したりすることで、特定の能力を一時的に失わせる、強化する働きを持ちます。覚せい剤やコカインやその他精神科で貰える薬というのは、そういう意味で、脳の機能や特性を活かして、いわゆる脳内ホルモンをコントロールする薬なのです。


音楽とはまぁ説明する必要は無いけど、リズムと音程によって、感覚的に脳をコントロールする手段です。

確かにドラッグの方が音楽に比べて医学的裏づけがあるので、音楽によるそのような影響というのは軽視されがちです。

事実、脳に疾患を持つ患者に対する治療として薬が使われることがあっても、音楽療法が使われている所は少ないのです。何故なら薬には何千人分もの効果を示すデータがあるのに対し、音楽療法はそういうデータや論文が殆ど存在しない。だからちなみに公立の機関ではそういうものが使われることはほぼ有り得ない。税金で効果があるかないかわからん治療をさせるわけにはいかんのだ。

ちょっと話が反れたけど、しかしそうはいっても音楽が精神に及ぼす影響というのはこのブログの読者の経験論的に信じるに値することだと言えるだろう。

音楽が気分の高揚をもたらしたり鎮静作用があったりというのは、BGMの存在や士気昂揚目的の軍歌などの存在から、一般的に期待されていると思う。

更に、音楽というのは宗教においても重要な存在だと思う。賛美歌や雅楽など音楽の授業などで耳にしたことがある人も多いだろう。宗教は古くからあり、それに伴って音楽も利用され続けた。宗教は心の安静を得るため、つまりやはり脳機能を制御するために生まれた概念であるから、歴史的に言えば音楽にも精神的な作用があることは立証出来るだろう。


さて…一般論で言っても歴史的に言っても音楽にそういう作用があることは解りきってるはずだが、何故軽視されがちなのか。それはひとえに音楽が利用されている存在、つまり一般的には道具でしかないことがある。

確かにプレイヤーにとっての音楽とは、趣味であったり、存在意義であったり人生であったり(?)する。しかしながらプレイヤーというのは全人類から見れば少ない。音楽人口というのは非常に少ない。原因は音楽に少なからず敷居がある(もしくはあるように見えてしまっている)ためなのだろうが、その辺は今回の問題じゃないので省略。



実はドラッグを服用する際も、音楽というのは利用されたりする。主にサイケ系ドラッグ(LSDやMDMA、大麻など)の服用時は気分が高まっていたりする必要がある。バッドトリップとか聞いた事あると思うけど、バッドは非常に困る。まぁMDMAなんかは興奮剤の作用もかなり強いので一石二鳥なんだけど、自分の好きな音楽や、もしくはテクノ、ブレイクビーツなどのサイケな音楽を使ってそういう気分を作ることがある。

まぁその辺は余談だったんだけど、音楽の作用というのは、補助的に使われるものであって、それが決定的効果を持つわけではない。日陰者と言うのは悪いから、一応名脇役とでも呼んでおこうか…。



しかし、音楽の決定的に強力な武器が一つある。それが共感というもので、特にライブハウスなどにおいて、プレイヤー・オーディエンスの隔たり無く現れる。ヘッドバンギングやモッシュなどはwikipediaにある通り、共鳴的動作と呼ぶべき音楽のもたらす不思議な効果の一つだ。音楽による人々の共感や共鳴というのは、ドラッグでは作り得ない、音楽の持つメッセージ性によるものなのだろう。






にしてもやっぱり音楽は不思議だ

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