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鳥インフルや豚インフルやSARSに比べ、それほどぶっちゃけ重大な事件ではないです。海外国内問わず何度も起きていることです。

殺処分による経済的損失は決して小さいものではありませんが、より重要なのは感染拡大を防ぐことであり、それを怠ることが生み出す損失の方が明らかに大きい。

殺処分によって感染拡大を防ぐというのは江戸時代の火消しの方法と同じで、それが拡大するのに必要な下地をなくすものです。つまり感染拡大しうる余地を消し、確実に封じ込めようというわけですな。だからこそ「感染してる可能性がある、けど発病はしてないし本当に感染してるかわからん」程度の家畜でも処理する必要があるわけ。

ウイルスは宿主が生きてないと増えないんだから宿主になってるであろう、しかしウイルスの生産は始まっていない家畜も全て処理するば確実に感染拡大を防げますよね、という理屈だ。

ぶっちゃけ鳥インフルエンザがヒト-ヒト感染可能な株になっても超早期にこの手法を用いることで確実に封じ込めることができる。まあ流石に患者ぶっ殺したらヤバいんで隔離程度が無難なやり方になるけれど。


話が反れたけど、その処理の結果ブランドの種牛が全て消滅してしまっても残念ながらそれは仕方のないことだ。そもそもブランド肉の価値は遺伝的要素よりも飼育方法や品質管理、そしてブランドという『名前』が生み出しているものだ。遺伝的形質だけで筋繊維に脂肪組織が混入するわけがないだろ?

『品種』とブランドの『名前』がセットになっているなら、それが殺処理で消し飛んでしまうのは問題ではないか、というとそうではない。何故ならブランドの名前というのは所詮後付けであり、コマーシャルのコストと時間を消費してその品種に製品の質の高さとは異なる付加価値を持たせただけのものだ。

ブランドの名前を確立するために消費したコストが無駄になるといえば確かにそうだ。しかし、現状宮崎におけるそれしかないブランドが消え去れば、確実に新しいブランドの種牛を作る活動が全国で見られるようになるはず。ぶっちゃけ何処にも問題はない。

そのブランドが消える事を本当に悲しむ人間がいるとしたら、そのブランドが生み出す単純な利益、そして利権を牛耳っている宮崎県の人たちだろう。ではその人たちに罪はないのか?それも違う。コウテイエキというのは常に発生する可能性を持つ天災であり、いわば地震のようなものだ。地震に備えて学校を耐震化するように、畜産家やそれに関係する組織、県、省庁はその対策を講ずるべきであった。

つまり、例えば省庁はコウテイエキに関するマニュアルを作成して感染した家畜が一頭でも確認されれば封じ込めシステムが即発動できるようにするというような対策をすべきであったし、県や知事、組織、畜産家もそれに類する対策ないしは心構えとなりうる準備をしておくべきだったのだ。

現実では、脱官僚()で省の対応は遅れ感染拡大(最も致命的な点)、県や知事はお茶を濁して責任逃れ・ブランドの生み出す利権に執着、畜産家は泣いたり喚いたりした挙句政府の人気取りでバラ捲く補償金ですら「そんな金オラの気持ちはry」で自分の責任に関して何も口にしない。どいつもこいつも正直グダグダである。


以上グダグダで終わり
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コメント
無題
コウテイエキ牛って食っても大丈夫なの?いや別に食いたくないけどね?
【2010/06/03 12:06】 NAME[N] WEBLINK[] EDIT[]
無題
それは大丈夫。コウテイエキウイルスは人間に感染することはない。むしろ安価で和牛バカスカ喰えるわけだから見かけたら即購入すべき。まあ半分ネタだけど。

肝心なのは牛⇔牛、牛⇔豚、豚⇔豚の感染力が強いこと。特に幼い個体に対して毒性が強いので、コウテイエキウイルスが広がるとぶっちゃけ畜産業が成り立たない。そのくらい関係者ならみんな理解してるはずなのにこのザマだよ。
【2010/06/03 22:09】 NAME[ssn] WEBLINK[] EDIT[]


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