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人災の可能性は事故やバイオテロ含め可能性として無くはない。


特にコウテイエキウイルスはヒトに対してほとんど感染しないため、テロに使うには非常に簡単なのだ。


以下日曜てろりずむまにゅある

1.コウテイエキに感染した個体(死体でも可)を見つけ、サンプルを採取し液体窒素で凍結させ保管する。
2.元気な豚か牛を2匹買い、1匹に採取したサンプルをそのまま口の中か鼻の中などの粘膜に塗りつける。
3.ウイルスは決まったメンブレン(膜)を通すと細菌・胞子等を取り除くことができる(ウイルスの精製)が、恐らくその必要は無いし、場合によってはメンブレンにウイルスが吸着してしまう場合もある。詳しくはなんか論文探して読んでください。
4.ウイルスを塗った個体が発症するか観察する。発症しなくてもウイルス源にはなりうるが、発症した個体の方がウイルス産生能が高く良好なウイルス液を得られる。
5.発症(水泡・発熱など)が確認されたら、唾液を採取する。
まだ実験に使っていないもう1匹の豚か牛に採取した唾液を塗りつけ、感染・発症するか確認する。
6.発症が確認されれば、1匹目の豚か牛は感染能のあるウイルスを産生しているので、唾液を大量に採取し冷凍保存する。
7.ここまでの作業で得られたウイルス液を、どこかの畜産家のトラックの荷台か牧場を囲んでる柵にでも塗る。

ちなみにウイルスの入手先は、どこぞの研究施設のディープフリーザーでも良い。ポスドクに賄賂でも出せばもらえるんじゃね。


大体こんなものか。ちなみに以上の実験は本来ならばP3かP4というバイオハザードレベルの高い実験室でないと出来ない内容なんですが、ヒトには感染しないため、テロリストは自宅の裏庭など『どっかその辺で』ホイホイ作業を進められるわけだ。ウイルスの持つ宿主特異性を利用したまさに人類の英知と言わんばかりの兵器ですね。

あとヤバ過ぎるんですが、上記のフローチャートの2から5をひたすら繰り返す(ウイルスの継代と呼ぶ)と、ウイルスの性質が変化する可能性があります。特にコウテイエキウイルスはRNAウイルス”らしい”ので、いとも簡単に変異し、性質が変化するはず。どのように性質が変化するかというと、ぶっちゃけやってみないとわからない。

ただし、弱毒性(致死率10%以下の株)のトリインフルエンザウイルスでこれをやったら最終的に強毒性(感染したトリがどんどん死ぬような株)に変異した、しかもヒトに対して弱いながらも感染能を持ち始めた、とかいうシャレにならない報告もあるので、マジでこれはやめましょう。まあ大抵の場合は毒性が下がっていく(感染・増殖能が落ちる)んですけどね。


ちなみにヒトに感染しない病原体を使った生物兵器は実は昔からある。有名どころではトウモロコシやジャガイモに感染して広まってとにかくその地域一体の農業を根こそぎ台無しにするというやつがある。確か…ソ連がドイツをぶちのめすためにジャガイモ兵器を作ったんだっけな。ソ連やらロシアやらは生命科学進んでたしね。



ま、事故でポロっと国内に持ち込まれた可能性もあるのでテロだテロだと騒ぎ立てるのもまずいですが。
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