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空気
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 ある創作物を評価する上で最も重要な要素は「テーマ性」である。何故ならその作品のテーマは作者の表現しようとしたものそれ自体だからである。


細かい事は抜きに、ハンターハンターのテーマがなんとなくわかった気がする。

それは勝負とは何か、強弱とは何か、だ。


単純な力の強さでは勝負は決まらない。では単純な力の強さに意味はないのか?駆け引きで全てが決まってしまうのか?

簡単に言えば、事はそう難しくはない。ぶっちゃけ勝敗というのは全力で腕を競い合ったその後の結果論に過ぎないのである。ただし結果が全てだが。

だから、ネテロ会長は道場で挑戦者相手に試合をする事は勝負でもなんでもないことに気づいていて、しかもそれが気に喰わなかったらしい、ということになる。


その点、主人公の一人キルアの理論はかなり現実的だ。勝てるか勝てないかわからない相手と戦う時、とりあえず勝算を計る。必ず勝てるか、少なくとも分のいい賭けであると判断した場合は戦い、そうでない場合は戦わない。これも一つの手だ。最低限負けなければいいのだから。



こんな記事書くのは珍しいけど、対戦ゲームをやると色々こういうこと考えるようになるもんなんだよね。ちなみに俺はネテロよりはキルア寄り。勝てそうな奴とは戦うけど、敗色濃い相手とは自分に有利な状況がある一定量揃うまで本気でやりあわない。多数対多数のゲームならではだな。

ちなみに敗色濃い相手とは本気でやりあう事は殆ど無いけど、手の内は知っておきたいからとりあえず敵に手を渡す、というような事はする。将棋みたいなもんだ。

てか俺のやってるゲームだとこのネテロタイプは味方から『ゴミ』という烙印を押されるわけでな…。


俺も年喰ったね。



しかし、少年誌でここまでのテーマを描くとは、この富樫って漫画家は結構凄いんじゃないかと思う。駆け引きのシーンなんかはかなり手込んでるしね。ジャンプは富樫を飼い殺しにしてるんだろうけど、そんな使い捨てられる人材じゃないだろこの人は…。
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