忍者ブログ
空気
[807] [806] [805] [804] [803] [802] [801] [800] [799] [798] [797]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



 いや、正確には人→人感染する鳥インフルエンザが現れる可能性は限りなく低い、ということなのだが、これはもう殆ど「来ない」といって差し支えないレベルなわけです。


H5N1のHとNってのはウイルス膜タンパク質のことで、数字はその種類を表しています。インフルエンザの膜タンパク質は人であれその他の動物であれ、感染可能な細胞を決定します。通常のインフルエンザが感染可能なのは人の場合鼻から喉にかけての細胞なので、呼吸器の比較的浅い狭い部分でしか増えられないためにそれほど致命的な問題にはならない。一応インフルエンザは死ぬ病気ですが。しかしH5N1は人の場合気管支や肺にかけてのより深く広い部分に感染可能なので、普通のインフルエンザとは比べ物にならないレベルの症状に至ってしまうわけです。

要するに一度こいつのパンデミックが起きたら国家レベルを超えて国際レベルで超やべえことになるわけです。


ところがですね、実際にパンデミックが起こるか、起こらないのか、という話は全く別な問題なのです。猛烈に混同されてそうな話ですが。

パンデミックが起こるには人に感染可能なH5N1が現れる必要があるのですが、鳥と人は生理学的に大きく異なる生物であるがゆえに、細胞機能を乗っ取るウイルス側としては、鳥から人へ簡単には鞍替えできないのです。鳥→鳥感染の鳥インフルから人→人感染できるようになるためには、ある条件をそろえないといけないわけです。

その条件とは…よくわかっておりません。ただその条件というのが実現するにはかなり厳しいものになる、というのがその筋の話らしいのだ。インフルエンザの場合変異は遺伝子の再集合という中々合理的な手法を用いるのだけれども、それでも中々実現するには確率が低すぎて、えらい時間がかかりそうなわけだ。




まぁ別に起こらないと言ってるワケではないのでご注意下さい
PR



コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:
最新CM
[12/12 jgdpnnimjd]
[12/12 xhhltfvuqh]
[12/12 zenbhhwzby]
[12/12 leyjzkhxvn]
[12/11 nuwkwrzuth]
ブログ内検索
カウンター
忍者ブログ [PR]