空気
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けいおん、らきすた、ハルヒ…これらの京都アニメーションが最近制作したアニメには共通点がある。それは音楽CDがOPED以外にも複数出ており、かつそれら全てがそれなりに売れているということだ。けいおんのOPとEDの売れ方は特筆に価する。ハルヒから培われた宣伝ノウハウの集大成とも言える結果だろう。
これらの曲が売れているのはその曲自体や携わったアーティスト、作曲家、作詞家が優れているためではない。優れているのはそのCDの存在を知らしめ、かつそれを買う価値を見出させる宣伝広告(CM)にある。あくまでCDを主体とした見方ではあるが、このCMのそれぞれの形態としてアニメや漫画やその他の諸々が存在している。つまり上記の一連のCDの主たる価値は宣伝が作り出している。
ところで、ちょっと前からネタにされている遊助こと上地雄輔のミツバチという曲がある。上地雄輔は調べて見ると歌手としてデビューしたのは羞恥心(3人グループ)が最初で、ソロでもCDを出している。羞恥心は俺でも知ってるぐらいの有名な曲、グループでCDそのものもかなり売れた。ちなみにソロも売れているし、例のミツバチも多分売れているんだろう。
上地雄輔が売れているのは上記の例と同じく彼自身が持つ能力や魅力よりも、優れたCMが背景にあるからだ。この場合羞恥心をプロデューシングしたのは島田紳助であり、その切欠(というよりも原因)になったのはクイズヘキサゴンである。要するに並の馬鹿に上級の馬鹿を見せて笑わせることで「自分はまだ大丈夫」という満足感を抱かせる番組で、その『上級の馬鹿』を演じたわけである。ちなみにその番組の司会が島田紳助。
でだ、一体どんな宣伝したかってのは正直詳しくは知らない。ただ間違いなく言えるのはその宣伝は島田紳助の人脈や、広告代理店が持つ技術やノウハウによって為されたものである…ということだ。そしてその宣伝には多大なるコストが支払われている事も間違いない。宣伝にコストを払ってモノを売るというのは一企業が資本金を使って利益を出す構造に等しい。
例えば製造業で株式会社ならば、銀行から借りたり株を売って得た金で工場設備や材料を買い人を雇い、製品を造って売り、その金で材料を買ったり工場の維持費や人件費を出し、余った金を銀行に返したり株主に配当を出したりする。
そもそもが民間企業の存在目的は利潤の追求である。テレビなどで民法の局が文化や知識がどうのと言うこともあるが、あくまで目的はスポンサーから金を引き出して儲ける事で、文化やニュースや教育やらというのはその手段に過ぎない。
商業音楽とは、それ自体ではなくその宣伝に本質がある。音楽を売り物にするためには、その音楽の質を最低限のものにすると同時に、その音楽の価値を顧客に見出させなければならない。ちなみにその価値というのは音楽自体の価値ではなく、それに付帯するアーティストや設定がメインになる。そのような需要…つまり好きなアニメで使われる曲だからとか、テレビで話題になってたり流行しているからとかいう理由で音楽CDが欲しくなる人がそれぞれのジャンル(アニメ、アイドル、バラエティその他)で一定数存在しているのだ。
ものがよく売れる、それを売っている人が儲かる、というのは悪いことなどではない。むしろ現代の日本(というか世界中)で『そうあるべき姿』なのである。儲けるために企業はスポンサーから金を借り、スポンサー(企業だけでなく株主や銀行など)は利益が全く出ないどころか大赤字を出す可能性を覚悟した上で、『勝てる』と見込んだ対象に投資をするのである。ブランドというのは人為的に作られたものではあるけど、それを作って売って稼ぐには尋常でない努力と財力が必要なのである。これはエルメスもグッチも宮崎牛もハルヒもミツバチも全て同じだ。有名だから売れているのではなく、有名にしたから売れているのである。
「俺の作る音楽は何故か売れない」と考えるアーティストは世の中に掃いて捨てるほどいるだろう。それは当たり前の話で、その為にはまずそれを一般受けしやすいものにすること、スポンサーを集めること、うまく宣伝する(させること)、などが必要なのである。懇親の作品をライブハウスの後ろの方で売ったりマイスペで公開したら口コミで広まり、気づいたら国内上げてのブーム…なんてあるわけがない。コアな音楽ファンには残念なことかもしれないが多くの日本人にとって音楽とはそういう付帯するブランドによってそれ自体の価値が大きく変動する程軽い存在なのである。それは商業音楽が成立している事が証明している。
*余談
大体が、「遊助のミツバチって曲が酷い」って騒いで話題になってる事自体が、宣伝企業にのせられてるとは考えられないのかね。もしくはその話題が次に何らかの形で利用される…もしくはこの曲を作ってこの話題を生んだという事そのものが宣伝企業のノウハウの一つとして蓄積されるとか考えられるよね。
これらの曲が売れているのはその曲自体や携わったアーティスト、作曲家、作詞家が優れているためではない。優れているのはそのCDの存在を知らしめ、かつそれを買う価値を見出させる宣伝広告(CM)にある。あくまでCDを主体とした見方ではあるが、このCMのそれぞれの形態としてアニメや漫画やその他の諸々が存在している。つまり上記の一連のCDの主たる価値は宣伝が作り出している。
ところで、ちょっと前からネタにされている遊助こと上地雄輔のミツバチという曲がある。上地雄輔は調べて見ると歌手としてデビューしたのは羞恥心(3人グループ)が最初で、ソロでもCDを出している。羞恥心は俺でも知ってるぐらいの有名な曲、グループでCDそのものもかなり売れた。ちなみにソロも売れているし、例のミツバチも多分売れているんだろう。
上地雄輔が売れているのは上記の例と同じく彼自身が持つ能力や魅力よりも、優れたCMが背景にあるからだ。この場合羞恥心をプロデューシングしたのは島田紳助であり、その切欠(というよりも原因)になったのはクイズヘキサゴンである。要するに並の馬鹿に上級の馬鹿を見せて笑わせることで「自分はまだ大丈夫」という満足感を抱かせる番組で、その『上級の馬鹿』を演じたわけである。ちなみにその番組の司会が島田紳助。
でだ、一体どんな宣伝したかってのは正直詳しくは知らない。ただ間違いなく言えるのはその宣伝は島田紳助の人脈や、広告代理店が持つ技術やノウハウによって為されたものである…ということだ。そしてその宣伝には多大なるコストが支払われている事も間違いない。宣伝にコストを払ってモノを売るというのは一企業が資本金を使って利益を出す構造に等しい。
例えば製造業で株式会社ならば、銀行から借りたり株を売って得た金で工場設備や材料を買い人を雇い、製品を造って売り、その金で材料を買ったり工場の維持費や人件費を出し、余った金を銀行に返したり株主に配当を出したりする。
そもそもが民間企業の存在目的は利潤の追求である。テレビなどで民法の局が文化や知識がどうのと言うこともあるが、あくまで目的はスポンサーから金を引き出して儲ける事で、文化やニュースや教育やらというのはその手段に過ぎない。
商業音楽とは、それ自体ではなくその宣伝に本質がある。音楽を売り物にするためには、その音楽の質を最低限のものにすると同時に、その音楽の価値を顧客に見出させなければならない。ちなみにその価値というのは音楽自体の価値ではなく、それに付帯するアーティストや設定がメインになる。そのような需要…つまり好きなアニメで使われる曲だからとか、テレビで話題になってたり流行しているからとかいう理由で音楽CDが欲しくなる人がそれぞれのジャンル(アニメ、アイドル、バラエティその他)で一定数存在しているのだ。
ものがよく売れる、それを売っている人が儲かる、というのは悪いことなどではない。むしろ現代の日本(というか世界中)で『そうあるべき姿』なのである。儲けるために企業はスポンサーから金を借り、スポンサー(企業だけでなく株主や銀行など)は利益が全く出ないどころか大赤字を出す可能性を覚悟した上で、『勝てる』と見込んだ対象に投資をするのである。ブランドというのは人為的に作られたものではあるけど、それを作って売って稼ぐには尋常でない努力と財力が必要なのである。これはエルメスもグッチも宮崎牛もハルヒもミツバチも全て同じだ。有名だから売れているのではなく、有名にしたから売れているのである。
「俺の作る音楽は何故か売れない」と考えるアーティストは世の中に掃いて捨てるほどいるだろう。それは当たり前の話で、その為にはまずそれを一般受けしやすいものにすること、スポンサーを集めること、うまく宣伝する(させること)、などが必要なのである。懇親の作品をライブハウスの後ろの方で売ったりマイスペで公開したら口コミで広まり、気づいたら国内上げてのブーム…なんてあるわけがない。コアな音楽ファンには残念なことかもしれないが多くの日本人にとって音楽とはそういう付帯するブランドによってそれ自体の価値が大きく変動する程軽い存在なのである。それは商業音楽が成立している事が証明している。
*余談
大体が、「遊助のミツバチって曲が酷い」って騒いで話題になってる事自体が、宣伝企業にのせられてるとは考えられないのかね。もしくはその話題が次に何らかの形で利用される…もしくはこの曲を作ってこの話題を生んだという事そのものが宣伝企業のノウハウの一つとして蓄積されるとか考えられるよね。
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