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 久しぶりにマジキチな本を読んだので紹介します。

http://www.amazon.co.jp/バイオコスム―生物学と宇宙論の来たるべき融合-ジェイムズ-ガードナー/dp/4826901496

まぁ要するに宇宙の秩序は出来すぎている→宇宙は誰かの手によってある目的で創られた、という基地害極まりない論法です。少なくとも俺の立場から言えば…なんですがね。しかしこれは基地害だ。

物理学は専門じゃないから言うのもあれなんだけど、科学自体人が作った唯の道具なわけで、それが綺麗だから神がいるという理屈は通るわけがない。同様に生物自体も、別に誰かが創ったわけではなく、自然に出来て自然に進化したわけです。

生物、つまり自己複製システムの自然発生は確率的にはそれは途方も無い話なのはわかります。しかし自然発生が確率的にありえないことは、自然発生の反証にはならん。パスツールのフラスコ状態の地球に何故かRNAが現れたのも、何故か地球では強い者だけが生き延びるのかというのも、別に不自然な現象ではない。それが自然だ。ただ地球の運が良かっただけだ。


多くの宗教家の犯した過ちは、生物界と無生物界をわけようとしたことにつきると思われる。

主にキリスト教では神が生命を創ったとされている。土をこねて人を作ったとかいうそこらのラノベにも劣る非合理的な妄想を信じている人も、現代においてさえ少なくない。生物、特に人が特別視されるのはそれが自然界の非生物とは異なる存在であると信じられているからだ。

もちろん生物には、非生物の持たない特殊な機能が備えられている。しかしそれらはただ自己複製する(遺伝物質及びミームを含めるその表現型)だけの化合物に過ぎないわけで、別にこの宇宙における特別で霊的な存在ではないのだ。

生命のはタンパク質の存在様式であるだけだ。分子生物学的には過去にタンパク質を持たない有機的な生命がいた可能性も示唆されているが…。


そしてここが問題なのだが、一番最初の生命、つまり共通祖先という存在が神が創ったと言えなくもないのが非常にまずいと思われる。あくまで架空の存在でしかなく、しかもこの部分のミッシングリンクが埋まるのはまだかなりの時間を要しているからだ。しかし宗教家はこの進化論のアキレス腱を攻めたてることは無い。個人的にはここがどうにも不思議でならない。

人間だって、この地球でずっと繁栄できて当たり前とか言われてはいるけど、そのうちころっとくたばるかもわからん。それが当然だ。まぁ恐竜が1億年以上栄えたことを踏まえると我々ももう少しは生き延びれそうではあるけど。



何故みんな神なんか信じてるんだ…
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