忍者ブログ
空気
[750] [749] [748] [747] [746] [745] [744] [743] [742] [741] [740]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



 てめーらウイルスウイルスって簡単に言ってくれるけどあれはかなり簡単には済まないやつらだぜ。


生物なのかそうでないのかってのはあれだ、ゲノムを持っててその中にちゃんと自己複製する遺伝子持ってるんだからご立派な生命だよ。まぁ自分では増えれないんだけどね。

んで以前爆笑問題の番組でやっていたとおり、彼らは生きるために他の生物に感染するわけだから、その感染する生物(宿主)をぶち殺しては元も子もないわけですよ。元も子もないって凄いピシッと当てはまる言葉だな…。

生かさず殺さず…ってのがベストなんだけど、実際そこまでウイルスが『進化』するためには色んなやつに感染してぶち殺したりぶち殺されたりして、形質をだんだんと獲得していくわけですな。まぁ実際進化ってのは短時間でドバーっと進んで長時間停滞するってのが定番だから、ウイルスも恐らくそういった法則に順ずると思われるけど。


んでウイルスは核酸とタンパク質…なんて暗記で覚えてる連中もいるだろうが、少し違う。ウイルスってのはヘルペスウイルスに代表されるように、DNAだってリン脂質の膜だって持ってるやつもいる。ただし、膜の中にはウイルスらしい多角形のタンパク質の殻が入っていて、その中にDNAが鎮座しているの。

ヘルペスウイルスは膜にスパイクと呼ばれる膜タンパク質を持っていて、どうやら細胞に進入するときに関与するらしい。えらそうに膜タンパクなんか持ってやがってよ!ちなみにウイルスの持つリン脂質はエンベロープとも呼ばれていて、膜を持つウイルスはenvelopedというカテゴリーでまとめられたりする。

んでこのenvelopeはどっからやってくるかというと、まぁDNAもタンパク質もそうなんだけど、宿主の細胞にせっせと作らせたものなんだよな。

感染するときはエンベロープと宿主細胞の膜を融合(fusion)させてタンパク質&DNAが進入、微小管モータータンパクを利用して核付近まで移動しDNAをタンパク質の殻から出す、DNAは核内に移動して核内に存在するRNAポリメラーゼに自分の(ウイルスの)DNAからmRNAを作らせて、その後は遺伝子発現とおんなじ。


やはりこうしてみるとウイルスというのはせこい。まぁ逆言えばうまくやってるのだなぁと思う。

んで細胞からウイルスが出て行く過程もあるんだけどよくわからない。大体進入の逆をするんだけど、膜タンパクやら殻になるタンパク質やらDNAそのものも全て細胞に作らせて、出芽することで外に出て行くらしい。

おおお…
PR



コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:
最新CM
[12/12 jgdpnnimjd]
[12/12 xhhltfvuqh]
[12/12 zenbhhwzby]
[12/12 leyjzkhxvn]
[12/11 nuwkwrzuth]
ブログ内検索
カウンター
忍者ブログ [PR]