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>半年前

に関して。と、これからの話。 多分大体当たるはず。

医学とか病理学とかに疎い俺でさえこの程度の予測は簡単に出来るのだから、大体そういう関係の従事者ならみんなわかってた展開のはず。水際作戦が意味を成さないとか、そもそも感染拡大(パンデミック)を防ぐ手立ては元々無いとか、数ヶ月前のマスクの異常な売れ方は石油ショック時のトイレットペーパーのそれと酷似していたとか、みんなわかってるし常識の範囲内。

んで、新型インフルのワクチンがニッポン国民の末端(要するに男女問わず一般人でかつ持病を持たない成人)にまで行き渡るのが早くても来年の3月か4月。多分これより遅くなるとは思うけど、可能性は薄いが早くなることもあるかもしれない。ちなみに医者とか国会議員とかにはそれよりも圧倒的に早く行き渡る。まあ当然だけど。あと研究者とかもね。まあ俺はムリだが常識的に考えて。

あと運が悪ければ新型インフルエンザのタミフル耐性株が11月から2月か3月くらいにかけて北半球のどっかの国で現れる。日本で生まれる可能性もあるけど、まあ出るとすればアメリカか中国かどっかそのへんかなあ。タミフル耐性株出てもリレンザいれればいいんだけどね。南半球ではとりあえずタミフル耐性株はまだ出てないらしい。


とりあえず今シーズンの冬は、日本において季節性インフルエンザと新型インフルエンザの両方が同時に流行する。これは間違いない。季節性のと新型のとでは異なるゲノムを持っているんだけど(いわゆる種内の多様性ってやつだな…同じ鳥でもクチバシの形が違うとか。)、めんどくさいのがインフルエンザは不連続変異を起こすってことだ。抗原シフトってやつで、ある人間が季節性インフルエンザと新型インフルエンザの両方同時に感染した時、ゲノムの交換が行われて異なる種類のウイルスが出来るという現象。

理論上、書ききれないくらい色んな現象が生じるはず。同じウイルスに何度も感染するとか、逆に違うウイルスにも感染しないとかまあそんなの。とりあえず最悪なケースではパンデミックが何度も繰り返される超絶ヤバイカオス状況が作られるはず。スペイン風邪が何度も何度も流行したのはそういう分子遺伝学的な理由もある。まあ時代的にあのころと比べるのは難しいけど。まーそこまでやばくなることはないだろうな。


うん、面白いな。分子生物学が成立して初めてのパンデミックレベル6だろうし、とにかく最高のデータ収集の機会だろう。ウイルスのサンプルを世界各地から大量に集めてきて全部配列シークエンスしてデータまとめたら、いつどこでウイルスが現れてどこを伝ってどこに感染が広まったのか全てわかるはず。んでそいつを学会かどっかで発表すれば一躍ウイルス界の神になれる。まあ色々なモロモロがないと難しいけどね…。
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