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comp1
これがフロントパネル…の一部です。つまみが4つで1ch分担当していて、ガッツリと全部で4ch分あるらしい。
つまみが左からスレッショルド、レシオ、ゲイン、リミッター、というのはわかりますね。参考記事

メンドイので下にあるスイッチ群から説明すると、

■OverEasy
コンプのかかり始めをスムーズにしてくれるスイッチらしい。 要するにゴマカシなわけですが、誤魔化しは実に重要な技術です。

348b2d23.jpg




左がOverEasyON、左がOFF。スレッショルド前後が曲線になっていて、いとも簡単にごまかすことができます。ちなみにVSTプラグインのコンプでは殆どついてるといってもいい標準的な機能で、設定するときだけOFFで、大体設定が決まったらONにして構わないと思います。その後更に微調整で。

■I/O Meter
Input/Output Meterの略らしく、右上にあるメーターの表示を入力レベルか出力レベルか切り替えられるものらしい。出来れば両方とも確認したいんですが、GRMeterがあるので入力レベル表示が推奨です。

■Bypass
バイパスとは英語で迂回とか回避とか無視とかそんな意味。要するに信号が機械を通らず完全にスルーさせるスイッチですが、いじってるときに生の音を確認する必要が出てくるわけで、そういう時に便利なスイッチ。

■StereoCouple
2ch分の設定を同期させることによって、モノラル4chからステレオ2ch仕様にするというスイッチ。マスタリングエフェクトとして仕様したときのみ尋常でない威力を発揮する。いや、本当はメインミキサーとパワーアンプの間にこれを挟むのが定石なんだけど、学校にあるのがパワーアンプだからそれができない、とかいう話なんです。エフェクトセンドで使えるのが構造上空間系エフェクトだけなことが残念…。
 
■つまみ×4
上記の通り。一応目安として推奨数値を書いておきます。順番どおりに設定してください。

ミキサー・マイク・コンプ等を接続する→オーバーイージーをOFF→I/OメーターをInputに設定→BypassをOFF→ステレオカッポーをOFF→リミッターをオフにする→ゲインを0にする→レシオを1:1に設定→スレッショルドを+20に設定

この段階でどっかのバンドに演奏してもらって、いつもどおりにバランスをとる。ここからが本番

レシオを3:1から4:1くらいに設定。歌ってもらいながらスレッショルドを徐々に低くしていって潰れたなと思ったら止める。けっこう音量下がると思うので、アウトプットゲインとミキサーで調整して終わり。スレッショルドだけは実際に操作してみないとわからないんです…それにボーカルのタイプにもよるので。

これとは逆にレシオを低めにしてスレッショルドを思いっきり深くする設定方法もありますが、非常にコンプコンプした音になります。場合によっては十分に有り。レコーディングではメロコアとかでよくやる。

リミッターは適当に調整して下さい。ミキサー側の設定にもよりますが、個人的には+6前後にしておきたいかなぁ…やってみないとわからん。





長かったけど終わり。後編でGRについてちょっと書いてそれで終わりです。

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